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検証

Claudeの透かしと検出条件を公式12件で確認

Claude の出力に付く印は2種類で、公式ページを読んだ範囲では、2026年8月2日以降に公開されたモデル(名指しされているのは Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1)が生成したテキストには目に見えない透かしが織り込まれ、Claude が生成した対応形式の画像・動画・音声ファイルには C2PA の署名(コンテンツクレデンシャル)が添えられると書かれていますテキストの透かしを照合する検出APIは「private preview」とされ、対象として挙げられているのは規制当局・報道・独立研究者などの組織と EU AI法への準拠のために検証義務を負う企業である一方、ファイル側には資格の条件が書かれていない無料の確認ページが用意されており、そのページには「The tool does not check text.」(【訳】このツールはテキストを確認しません)と書かれています。

2026年8月2日より前に公開されたモデルについては、英語版ヘルプが、対応を加える作業を進めていると書いています。それらのモデルの出力に現時点で透かしが付くと述べた記載は、今回読んだ10件の中には見つけられませんでした。「AI が書いたかどうか」を確かめる話は、テキストとファイルで扱いが分かれます。この記事は2つを混ぜず、印の種類ごとに、どのモデルの出力に付き、誰が確かめられ、どういうときに失われると書かれているかを並べます。取得対象12件のうち10件を読み、2件は読めていません(内訳は次の節に書きます)。

最終確認
2026-09-10
確認方法
Anthropic のヘルプ・ニュース・製品ドキュメント・確認ページ・申請フォームと、EU 側の告知、C2PA の規格団体のページを含む取得対象12件のうち、10件を取得。あわせて robots.txt を3ホストで取得。検出APIの呼び出しや c2patool による署名の検証は行っていません
対象
Claude のテキストの透かしと、Claude が生成したファイルに添えられる C2PA コンテンツクレデンシャル
透かしに対応していると名指しされているモデル
Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 の2つ(「Models currently supported include Fable 5.1 and Mythos 5.1.」)。2026年8月2日より前に公開されたモデルについては、対応を加える作業を進めていると書かれています。それらのモデルの出力に現時点で透かしが付くと述べた記載は、今回読んだ10件の中には見つけられませんでした
ページの取得結果
12件中10件を取得。残る2件は読めていません。1件は platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/watermark-detection(直接取得でも Internet Archive でも本文に到達できず)、もう1件は www.nature.com の論文(同ホストの robots.txt が AI クローラーに Disallow: / を記載しているため取得していません)
受け取った文書のテキストを、自分で確かめる手段
今回読んだ10件の中には見つけられませんでした。テキストの検出は private preview の検出APIによるとされ、無料の確認ページはファイルを対象としています
署名されないと明記されている区分
テキストファイル・PDF・オフィス文書(「are not signed because they are not supported formats for signing」)
更新周期
3か月ごと

この記事は何を、どこまで確かめたか

確かめたのは、公開されているページに書かれた記載です。検出APIを呼んだ結果や、署名付きファイルを実際に検証した結果ではありません。この記事の記述は、下に挙げた10件を 2026-09-10 に読んだ内容に依拠しています。

読んだのは、Anthropic のヘルプセンターの記事(英語版・日本語版)、テキストの透かしについてのニュース記事、Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 の告知、コード実行ツールと Files API のドキュメント、ファイルの確認ページ、検出の申請フォーム、EU 側の告知、C2PA の規格団体のトップページの10件です。URLは末尾の出典一覧に並べています。

2件は読めていません。

1件目は https://platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/watermark-detection です。このURLはヘルプセンターの英語版から「Content Credentials on generated files」という表示でリンクされています。2026-09-10 に直接取得すると HTTP 404 が返り、末尾に .md を付けた生テキスト版も HTTP 404 でした。Internet Archive にも、HTTP 200 を返す保存版は見つけられませんでした。このURLの本文は、今回の検証では取得できませんでした。存在しないという意味ではありません。

2件目は https://www.nature.com/articles/s41586-024-08025-4 です。ニュース記事が手法の出典として2か所からリンクしている論文ですが、www.nature.com の robots.txt に User-Agent: anthropic-ai User-Agent: ClaudeBot User-Agent: GPTBot User-Agent: Google-Extended User-Agent: Claude-Web User-Agent: ChatGPT-User のそれぞれに対する Disallow: / の記載があるため、本文を取得していません。したがってこの記事には、論文の中身にあたる記述は含めていません。扱うのは、Anthropic のニュース記事がこの論文をどう位置づけているかまでです。

robots.txt を取得したのは www.nature.comdocs.google.comdigital-strategy.ec.europa.eu の3ホストです。docs.google.comUser-agent: * に対して Allow: /forms を置いており、申請フォームのパスは許可の対象に入っています。digital-strategy.ec.europa.eu の robots.txt に User-agent として現れるのは *archive.org_botspecial_archiver の3つで、AI クローラーを名指しした記載はありませんでした。

Claude の出力には、何が埋め込まれているのか

2種類です。ヘルプセンターの英語版は「Claude uses two complementary techniques to mark content generated and processed by Claude: (1) watermarks embedded in text, and (2) signed provenance metadata attached to files.」(【訳】Claude は、Claude が生成・処理したコンテンツをマークするために2つの補完的な技術を使う。(1) テキストに埋め込まれた透かしと、(2) ファイルに添付された署名付きの来歴メタデータ)と書いています。この2つは、付く対象も、確かめる方法も、確かめられる人も別です。

表1:Claude の出力に付く2種類の印

印の種類何に付くか目に見えるか確かめる方法確かめられる人出典
テキストの透かしサポート対象モデルが生成したテキスト(英語版ヘルプ「Embedded watermarks will apply to all generated text.」)見えない(英語版ヘルプ「it weaves an imperceptible watermark directly into the text itself. You won't see it」/ニュース記事「Nothing is added to the text and there are no hidden characters」)検出API(Fable 5.1・Mythos 5.1 の告知「this watermark is invisible to anyone who does not have the detection API」)private preview の対象として挙げられた組織(英語版ヘルプ。内訳は「透かしの検出は、誰が頼めるのか」の節)英語版ヘルプニュース記事Fable 5.1・Mythos 5.1 の告知
C2PA コンテンツクレデンシャルClaude が生成した対応形式のファイル(英語版ヘルプ「When Claude generates a supported file type, such as a .svg, .png, or .jpg, it will attach signed provenance metadata.」)ファイルの見た目は変わらない(コード実行ツールのドキュメント「The file's visible content is unchanged.」)。メタデータに数キロバイト加わる(同「The manifest adds a few kilobytes」)C2PA 対応ツール(コード実行ツールのドキュメント「inspect the file with any C2PA-compatible tool, such as the open-source c2patool command-line utility」)/ブラウザ上の確認ページ対応ツールを持つ人。確認ページに資格の条件は書かれていない(確認ページ)英語版ヘルプコード実行ツールのドキュメント確認ページ

透かしの仕組みについて、ニュース記事は次のように書いています。「Watermarking uses low-stakes choices like these—which occur many times over a piece of generated text—to leave a pattern in Claude's responses. That pattern is undetectable to the reader, but is detectable to anyone who has a key that encodes it.」(【訳】透かしは、生成されたテキストの中で何度も生じる、どちらを選んでも大差ない選択を使って、Claude の応答にパターンを残す。そのパターンは読み手には検出できないが、それを符号化した鍵を持つ者には検出できる)。

同じ記事は、手法の出典を「Claude's text watermark is a version of the SynthID-Text approach published by Google DeepMind in a Nature paper in 2024.」と書いています。この論文は、上に書いたとおり今回取得していません。

透かしが入るのは、どのモデルの出力なのか

起点は 2026年8月2日です。ただし、その日付を満たすモデルとして名指しされているのは Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 の2つで、それより前に公開されたモデルについては、対応を進めていると書かれています。普段使っているモデルがどちらにあたるかで、この記事の残りの読み方が変わります。

ヘルプセンターの英語版の「Models.」で始まる段落は、3つの文が続けて置かれています。この3文の関係が、対象モデルの範囲そのものです。

  1. 「Claude models launched on or after August 2, 2026 support marking at launch.」(【訳】2026年8月2日以降に公開された Claude モデルは、公開時点でマーキングに対応する)
  2. 「Models currently supported include Fable 5.1 and Mythos 5.1.」(【訳】現時点で対応しているモデルには Fable 5.1 と Mythos 5.1 が含まれる)
  3. 「We're working to add marking support to other Claude models released before that date, and we'll update this article as that becomes available.」(【訳】その日付より前にリリースされた他の Claude モデルにマーキングの対応を加える作業を進めており、利用可能になり次第この記事を更新する)

2文目は include(含まれる)の形で書かれており、この2つで全部だとは書かれていません。いっぽう3文目は、2026年8月2日より前に公開されたモデルを、対応を加える作業の対象として書いています。同じページの別の項も「Existing models are in progress.」(【訳】既存のモデルは進行中)という見出しを立てています。

Fable 5.1・Mythos 5.1 以外のモデルの出力に、現時点で透かしが付くと述べた記載は、今回読んだ10件の中には見つけられませんでした。探索範囲は、英語版ヘルプ・日本語版ヘルプ・ニュース記事・Fable 5.1・Mythos 5.1 の告知・コード実行ツールのドキュメント・Files API のドキュメント・確認ページ・申請フォーム・EU 側の告知・C2PA の規格団体のページの10件です。対応していないという意味ではありません。記載を見つけられなかった、ということです。

なお、印が検出されない場合の例として、英語版ヘルプは「It was generated by a model released before marking was supported」(【訳】マーキングが対応される前にリリースされたモデルによって生成された)を挙げています。この点は後の表にも載せています。

同じページの前半には、日付の書き方が少し違う文があります。「Claude models launched in the EU on or after August 2, 2026 will support machine-readable marking at launch.」と、in the EU が入っています。いっぽう「What's covered」の見出しの下にある文には in the EU がありません。2つの文は同じページの別の場所にあり、地域の限定の有無が揃っていません。適用地域については後の節で扱います。

Fable 5.1 と Mythos 5.1 の告知も、同じ日付を起点に書いています。「This required us to add a watermark—a numerical way of determining the likelihood that Claude was involved in writing a piece of text—to the outputs of models released after August 2, 2026.」。このページの日付表示は「September 2026」で、日にちまで書いた表示は、このページを通して読んだ範囲では見つけられませんでした。

日本語版のヘルプを通して読んだ範囲では、モデル名の列挙が見つけられませんでした。日本語版の「モデル。」で始まる段落は「2026年8月2日以降に起動されたClaudeモデルは、起動時にマーキングをサポートします。その日付より前にリリースされたClaudeモデルへのマーキングサポートの追加にも取り組んでおり、利用可能になったら本記事を更新します。」で終わっており、英語版にある「Models currently supported include Fable 5.1 and Mythos 5.1.」にあたる文がありません。日本語版のページに表示されている日付は「2026年8月10日」、英語版の表示は「Updated over a week ago」で、年月日を書いた表示は、そのページを通して読んだ範囲では見つけられませんでした。日本語版と英語版では、読める内容が揃っていません。この記事のモデル名についての記述は、英語版に依拠しています。

文書に添えた画像や図表には、何が付くのか

画像・動画・音声のうち、ドキュメントに列挙された形式には C2PA の署名が添えられると書かれています。いっぽうテキストファイル・PDF・オフィス文書については「are not signed because they are not supported formats for signing」(【訳】署名の対象形式ではないため、署名されない)と書かれています。提案書や見積書を Word や PDF で渡している場合、その本体のファイルはこの署名の対象として書かれていません。

どの製品で作ったファイルが対象になるかは、ページによって書き方が違います。英語版ヘルプは製品の範囲をまとめて挙げたうえで、2種類の印に別々の条件を付けています。「Products. Claude markings cover output from supported models everywhere you use Claude, including Claude Platform (API), Claude, Claude Code, Claude Cowork, and Claude Tag. Embedded watermarks will apply to all generated text. Provenance metadata will apply where Claude supports processing files.」(【訳】製品。Claude のマーキングは、Claude Platform (API)、Claude、Claude Code、Claude Cowork、Claude Tag を含む、Claude を使うあらゆる場所で、対応モデルの出力を対象とする。埋め込みの透かしは、生成されたすべてのテキストに適用される。来歴メタデータは、Claude がファイルの処理に対応している場所で適用される)。製品の列挙は2種類の印に共通で、そのうえでテキストには「すべての生成テキスト」、ファイルには「Claude がファイルの処理に対応している場所」という別々の条件が付いている、という形です。同じページの前半にも「Some platforms or features may not support certain marking types.」(【訳】一部のプラットフォームや機能は、特定の種類のマーキングに対応していない場合がある)とあります。

この「where Claude supports processing files」がどの製品を指すのかを列挙した記載は、今回読んだ範囲では見つけられませんでした。探索範囲は、英語版ヘルプ・日本語版ヘルプ・ニュース記事・Fable 5.1・Mythos 5.1 の告知・コード実行ツールのドキュメント・Files API のドキュメント・確認ページの7ページです。

製品を名指しして書いているのは、コード実行ツールのドキュメントです。「On the Claude API, supported image, video, and audio files that Claude produces in the code execution sandbox carry C2PA Content Credentials when you download them through the Files API.」(【訳】Claude API において、コード実行サンドボックス内で Claude が生成した対応形式の画像・動画・音声ファイルは、Files API 経由でダウンロードするときに C2PA コンテンツクレデンシャルを伴う)。Files API 側のドキュメントも同じ範囲を書き、「including files created by skills」(【訳】スキルが作成したファイルを含む)と付け加えています。

いっぽう、製品を名指ししていない書き方もあります。ニュース記事は「When Claude produces a file of a supported type (such as a .png, .jpg, or .svg), it will attach a content credential」と書き、確認ページは「When Claude produces a supported file type (such as a .png, .jpg, or .svg), it attaches a Content Credential」と書いています。どちらも「Claude が対応形式のファイルを生成したとき」という条件で、経路を限っていません。

製品を名指しした記述と、名指ししていない記述が併存しています。チャット画面で作らせた画像が、コード実行ツールのドキュメントが書いている経路にあたるのかどうかを述べた記載は、上の7ページを読んだ範囲では見つけられませんでした。この記事は、どちらであるかを推し量って書きません。確かめられるのは、手元のファイルを確認ページや C2PA 対応ツールにかけたときに、クレデンシャルが見つかるかどうかまでです。

表2:ファイル形式ごとの署名の有無

ファイル形式署名の記載公式ページの記述出典
PNG/JPEG(JPG)記載あり「Supported formats include PNG, JPEG, GIF, WebP, TIFF, HEIC, AVIF, SVG, MP4, MOV, MP3, WAV, FLAC, and M4A.」。ヘルプも「such as a .svg, .png, or .jpg」と例示コード実行ツールのドキュメント英語版ヘルプ
GIF/WebP/TIFF/HEIC/AVIF/SVG記載あり同じ列挙に含まれるコード実行ツールのドキュメント
MP4/MOV記載あり同じ列挙に含まれる同上
MP3/WAV/FLAC/M4A記載あり同じ列挙に含まれる同上
DNG/JXL/AVI記載なし署名される形式としての列挙には含まれていない。ただし確認ページの「Supported formats:」には、この3つを含む17形式が並ぶ(「JPG, PNG, GIF, WEBP, TIFF, HEIC, AVIF, SVG, DNG, JXL, MP4, MOV, AVI, WAV, MP3, M4A, FLAC · up to 100 MB」)。確認ページの列挙は、ツールが受け付ける形式についてのものです確認ページ
テキストファイル記載なし「Text files, PDFs, and office documents are not signed because they are not supported formats for signing.」コード実行ツールのドキュメント
PDF記載なし同じ文で名指しされている同上
オフィス文書記載なし同じ文で名指しされている同上

署名の中身についても記載があります。「The credential is a cryptographically signed manifest embedded in the file's metadata. It identifies Anthropic as the issuer, carries a timestamp, and records the action description "Claude provided this file at the request of a user and may have created or modified the file contents."」(【訳】クレデンシャルは、ファイルのメタデータに埋め込まれた、暗号によって署名されたマニフェストである。発行者として Anthropic を示し、タイムスタンプを持ち、「Claude はユーザーの求めに応じてこのファイルを提供したものであり、ファイルの内容を作成または変更した可能性がある」という動作の説明を記録する)。

また、アップロードしたファイルの扱いについては「Files you upload are stored as-is, including any Content Credentials they already carry.」(【訳】アップロードしたファイルはそのまま保存され、すでに持っているコンテンツクレデンシャルも保たれる)と書かれています。

C2PA そのものについては、規格団体のページが「The Coalition for Content Provenance and Authenticity, or C2PA, provides an open technical standard for publishers, creators and consumers to establish the origin and edits of digital content.」(【訳】C2PA は、デジタルコンテンツの出所と編集を確かめるための、公開された技術標準を提供する)と自ら書いています。

透かしの検出は、誰が頼めるのか

テキストとファイルで違います。テキストの検出は private preview とされ、対象として挙げられているのは、EU 法の下で必要とされる資格を持つ組織と、同法への準拠のために透かしの検証義務を負う企業です。ファイルについては、ブラウザ上で動く無料の確認ページが用意されており、資格の条件は書かれていません。

ヘルプセンターの英語版、ニュース記事、Fable 5.1・Mythos 5.1 の告知の3つが、ほぼ同じ文言を置いています。ヘルプセンターの英語版はこう書いています。「Watermark detection is currently in private preview, available to eligible organizations as required under EU law (such as regulators, law enforcement, media, fact-checkers, independent researchers, educational organizations, and EU civil society groups). It is also available for enterprises who are similarly obligated to verify watermarking for their own compliance with the Act. We plan to expand access to the detection API over time.」(【訳】透かしの検出は現在プライベートプレビューであり、EU 法の下で必要とされる資格を持つ組織——規制当局、法執行機関、報道、ファクトチェッカー、独立研究者、教育機関、EU 市民社会団体など——が利用できる。また、同法への自らの準拠のために透かしの検証を同様に義務づけられている企業も利用できる。検出APIへのアクセスは、今後拡大していく計画である)。

申請の入口は Claude Watermark Detector Access Request Form です。フォームの冒頭には「Thank you for your interest in the Claude Watermark Detector. The Detector allows eligible organizations to check whether content contains a Claude watermark.」と書かれています。必須項目として置かれているのは、氏名、メールアドレス、Claude Console の Organization ID、国または地域、所属組織の名称、所属組織の説明、そして「How do you intend to use the detector?」(【訳】検出器をどのように使うつもりか)です。任意項目は職名・役割と、所属組織のウェブサイトでした。メールアドレスの欄には「Email address associated with your Claude Platform account. A free Claude Platform account is required to register and obtain detector access. Your account must have the Admin role.」との説明が付いています。

ファイル側は、資格の条件が書かれていません。確認ページhttps://claude.com/check-content から HTTP 308 で転送されます)は「Check if a file was made with Claude」という見出しで、ファイルをドラッグ&ドロップする欄を持っています。ページは「This tool runs in your browser. Your file never leaves your device.」(【訳】このツールはブラウザ内で動作する。ファイルが端末から出ることはない)と書き、「The checker only reads the attached credential, not the file itself.」とも書いています。

ただし、この確認ページはテキストを扱いません。同じページに「The tool does not check text. Claude marks text with a watermark in the writing itself.」とあり、続く項では「Text is checked through a Detection API, which is currently in private preview for eligible organizations as required under EU law.」と書かれています。

日本語版のヘルプを通して読んだ範囲では、private preview についての記載も、確認ページへのリンクも見つけられませんでした。日本語版の「Claudeのマークを検出する」の節にあるのは「また、ユーザーおよび他の第三者がClaudeの埋め込みウォーターマークとプロベナンスメタデータを検出できるようにするために取り組んでいます。」と「検出メカニズムの詳細は、今後の技術ドキュメンテーションで共有します。」の2文です。

なお、ヘルプセンターの英語版がファイルの検証方法の説明先としてリンクしている platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/watermark-detection は、今回の検証では取得できませんでした(経過は最初の節に書いたとおりです)。この記事のファイル側の記述は、コード実行ツールのドキュメントと確認ページに依拠しています。

透かしから、書いた人や会社が特定されるのか

公式ページには、透かしにも C2PA のマニフェストにも、利用者・組織・会話を特定する情報は含まれないと書かれています。ただしマニフェストには、発行者としての Anthropic とタイムスタンプが含まれると書かれています。

ニュース記事は要点の箇条書きで「Watermarking carries no identifying information and can't be traced to a specific person, organization, or chat」と書き、後半でも「There's nothing in the watermark, or its key, that would allow anyone to recover any information about the user, their organization, or their chats with Claude.」と重ねています。Fable 5.1・Mythos 5.1 の告知も「contains no information about the user, their organization, or their conversations with Claude」と書いています。

ファイル側では、コード実行ツールのドキュメントが「the manifest records nothing about you, your organization, or your request」と書いています。確認ページも「It doesn't tell you who authored the underlying content, and it carries no identifying information about the user.」と書いています。

いっぽう、同じドキュメントはマニフェストが「identifies Anthropic as the issuer, carries a timestamp」とも書いています。利用者を特定する情報が含まれないことと、何も含まれないことは別です。

もう1点、ドキュメントは署名によってファイルが変わることに触れています。「The manifest adds a few kilobytes, so the downloaded file's size and checksum differ from the file as it exists inside the container.」(【訳】マニフェストは数キロバイトを加えるため、ダウンロードしたファイルのサイズとチェックサムは、コンテナ内にあるファイルのそれと異なる)。

日本で使っていても対象になるのか

ヘルプセンターの英語版は「Regions. Marking will apply to output from supported models wherever Claude is offered, worldwide.」(【訳】地域。マーキングは、Claude が提供されているあらゆる場所、世界中で、対応モデルの出力に適用される)と書いています。日本語版も「地域。マーキングは、Claudeが提供されている世界中のあらゆる場所でサポートされているモデルからの出力に適用されます。」と書いており、この点は英日で揃っています。

理由についてはニュース記事に記載があります。「We're applying watermarking globally at launch because we don't yet have a durable way to scope it by region. However, we will continue to evaluate different approaches, and will share updates when we have them.」(【訳】地域ごとに範囲を限る持続的な方法をまだ持たないため、開始時点では世界中で透かしを適用している。ただし別の方法の検討は続け、更新があれば共有する)。

対象となる製品面についても、英語版のヘルプに列挙があります。「Claude markings cover output from supported models everywhere you use Claude, including Claude Platform (API), Claude, Claude Code, Claude Cowork, and Claude Tag.」。クラウド経由については「When supported Claude models are accessed through AWS, Google Cloud, or Microsoft Foundry they will carry watermarks. Signed provenance metadata is added when Claude creates a file, so it applies only where a platform offers Claude's file generation features.」と書かれています。日本語版の同じ段落は、この後半部分の書き方が違います。日本語版は「署名されたプロベナンスメタデータは、各プラットフォームが提供する機能に応じて、すべてのプラットフォームでサポートされない場合があります。」となっています。

制度の側については、EU 側の告知に記載があります。欧州委員会のニュース(掲載 2026年7月31日)は「By the end of July 2026, about 190 organisations across various sectors - including IT, telecom, education, and retail - have signed the code. This preceded the entry into force of the AI Act's marking obligations on August 2, 2026.」と書き、署名者数を「Section 1 signatories: 82」「Section 2 signatories: 152」と分けて掲げています。Section 1 の署名者一覧に Anthropic の名があります。同じページは「Although the legal obligation applies only to providers of AI systems, Section 1 can also be signed by providers of marking and detection solutions and providers of AI models」とも書いています。

読者の会社に何が求められるかについて、ヘルプセンターの英語版は自社製品に Claude を組み込む場合の話として「If you deploy Claude in your own product, you should independently assess what Article 50 requires of your products and services.」と書いています。この記事は、この文の内容を読者の状況にあてはめる判断は行いません。

どういう操作をすると、印は失われるのか

公式ページには、印が検出されない場合の例が列挙されています。ヘルプセンターの英語版は「Lack of a detected mark doesn't mean the content wasn't AI-generated or processed.」(【訳】マークが検出されないことは、そのコンテンツが AI によって生成・処理されていないことを意味しない)と明記しています。印が見つからないことは、Claude が関与していないことの根拠になりません。

条件は印の種類ごとに書かれているため、表も2つに分けます。下2つの表のうち、最後の2行(マーキング対応前のモデル/対応していない製品・機能・ファイル形式)は、英語版ヘルプが2種類の印をまとめて扱う「Limitations」の項に置いている条件で、両方の表に同じ根拠で並びます。

表3:テキストの透かしについて書かれている条件

操作・条件公式ページの記述出典
コピー&ペースト一緒に移動すると書かれている(「it will travel with the text when it's copied and pasted elsewhere」)英語版ヘルプ
軽い編集残る場合があると書かれている(「may persist through some editing」)同上
大幅な編集・言い換え・翻訳・他の文章への混入検出可能なマークを持たない場合の例として挙げられている(「The text has been heavily edited, paraphrased, translated, or mixed into other writing」)同上
非常に短い文章同じく例として挙げられている(「The passage is very short, leaving too little text for a reliable signal」)同上
正解が1つに決まる記述・コード透かしが働く余地が小さいと書かれている(「Where an exact output is required...the watermark isn't applied」/「code—which in very many cases has to be exact—has generally less watermarking than some other forms of text」)ニュース記事
人が書いた文章の校正・軽微な手直し付く先が乏しいと書かれている(「because nearly all the words are the person's, there's very little (if anything) for the watermark to attach to」)同上
マーキング対応前のモデルによる生成検出可能なマークを持たない場合の例として挙げられている(「It was generated by a model released before marking was supported」)英語版ヘルプ
対応していない製品・機能・ファイル形式を経由同じく例として挙げられている(「It was produced through a platform, feature, or file type where a particular marking type wasn't supported」)同上

表4:C2PA 署名について書かれている条件

操作・条件公式ページの記述出典
再エンコード・形式変換・スクリーンショット・メタデータを除去するツール消えると書かれている(「Re-encoding, format conversion, screenshots, and tools that strip metadata remove the credential」)コード実行ツールのドキュメント
形式変換・再保存・スクリーンショットなどによるメタデータの除去検出可能なマークを持たない場合の例として挙げられている(「A file's metadata was stripped through format conversion, re-saving, screenshots, or other means」)英語版ヘルプ
マーキング対応前のモデルによる生成同じ列挙に含まれる(「It was generated by a model released before marking was supported」)同上
対応していない製品・機能・ファイル形式を経由同じ列挙に含まれる(「It was produced through a platform, feature, or file type where a particular marking type wasn't supported」)同上
アップロードしたファイルそのまま保存されると書かれている(「Files you upload are stored as-is, including any Content Credentials they already carry.」)コード実行ツールのドキュメント

表3の前半6行の操作について、C2PA 署名への影響を述べた記載は、今回読んだ範囲では見つけられませんでした。探索範囲は、英語版ヘルプ・日本語版ヘルプ・ニュース記事・コード実行ツールのドキュメント・Files API のドキュメント・確認ページの6ページです。影響が無いという意味ではありません。記載を見つけられなかった、ということです。表3の操作はテキストに対するもの、表4の操作はファイルに対するもので、そもそも対象が違います。

コード実行ツールのドキュメントは、この点をそのまま結論として書いています。「so a missing credential doesn't mean a file wasn't produced with Claude」(【訳】したがって、クレデンシャルが無いことは、そのファイルが Claude で作られていないことを意味しない)。

翻訳については、向きによって書かれていることが違います。Claude 自身が翻訳した場合について、ニュース記事は「Do watermarks apply to translations? Yes. A translation produced by Claude carries a watermark, because in this case every word is chosen by Claude.」と書いています。いっぽうヘルプセンターの英語版が「translated」を挙げているのは、マークされたテキストがその後に翻訳された場合です。

逆に、印が見つかった場合についても限界が書かれています。ヘルプセンターの英語版は「A detected mark provides a signal that content was processed by Claude, but is not fully conclusive.」と書き、その例として「Claude may not be the original author. People often use Claude to proofread, translate, summarize, or convert files.」を挙げています。ニュース記事はさらに直接に「A watermark can only determine that Claude was likely involved with the content at some point. It cannot distinguish "Claude wrote this" from "Claude heavily edited this."」と書いています。

2026年8月2日より前に作った文書は、どうなるのか

起点日より前に公開されたモデルについては、ヘルプセンターの英語版が「Existing models are in progress.」の見出しの下で「The law includes a transition period for Anthropic models launched before August 2, 2026, and we're working to add marking support for those models as well.」(【訳】法律には 2026年8月2日より前に公開された Anthropic のモデルについての移行期間が含まれており、それらのモデルにもマーキングの対応を加える作業を進めている)と書いています。ニュース記事は「This will be rolled out over the coming months.」と付け加えています。

すでに生成済みのテキストやファイルに、あとから印を付けると述べた記載は、今回読んだ範囲では見つけられませんでした。探索範囲は、ヘルプセンターの英語版・日本語版、ニュース記事、Fable 5.1・Mythos 5.1 の告知、コード実行ツールと Files API のドキュメント、確認ページの7ページです。

いっぽう、印が検出されない場合の例として「It was generated by a model released before marking was supported」が挙げられていることは、前の節の表3・表4に書いたとおりです。過去に渡した文書について、この記事で確認した範囲から言えるのは、印が検出されないことがそのまま Claude の関与の有無を示すわけではない、というところまでです。

ここまでの内容から、何が言えて、何が言えないのか

この節は、上の各節で引いた記載だけから導ける範囲を確定させます。ページに書かれていないことは、書かれていないままにします。

言えること

透かしの話が当てはまるモデルは、名指しされた2つと、2026年8月2日以降に公開されたモデルまで
英語版ヘルプは、日付の条件と「Models currently supported include Fable 5.1 and Mythos 5.1.」を同じ段落に並べ、続けて、それより前に公開されたモデルには対応を加える作業を進めていると書いています。したがって、この記事で確認した範囲から「Claude を使えば必ず透かしが付く」とは言えず、「自分が使っているモデルには付かない」とも言えません。名指しの文は include の形で、その2つで全部だとは書かれていないためです。
C2PA 署名がどの経路で付くかは、ページによって書き方が違う
英語版ヘルプ・ニュース記事・確認ページは経路を限らずに書き、コード実行ツールと Files API のドキュメントは Claude API・コード実行サンドボックス・Files API と名指しで書いています。チャット画面で作らせたファイルがどちらにあたるかを述べた記載は、7ページを読んだ範囲では見つけられませんでした。
印が検出されないことは、Claude が関与していないことを意味しない
ヘルプセンターの英語版が「Lack of a detected mark doesn't mean the content wasn't AI-generated or processed.」と明記し、その例を5つ列挙しています。コード実行ツールのドキュメントもファイルについて同じ趣旨を書いています。「印が無い」から「Claude 製ではない」を導く読み方は、この記載と両立しません。
印が検出されても、Claude が書いたことにはならない
ヘルプセンターの英語版が「is not fully conclusive」と書き、校正・翻訳・要約・ファイル変換の例を挙げています。ニュース記事は「It cannot distinguish "Claude wrote this" from "Claude heavily edited this."」と書いています。
受け取った文書のテキストを自分で確かめる手段は、今回読んだ範囲では確認できなかった
テキストの検出は private preview の検出APIによるとされ、対象として挙げられているのは EU 法の下で資格を持つ組織と、同法への準拠のために検証義務を負う企業です。無料の確認ページは「The tool does not check text.」と書いています。存在しないという意味ではなく、この検証で読んだ10件の中には見つけられなかった、ということです。
画像・動画・音声のうち列挙された形式については、確かめる手段が書かれている
C2PA 対応ツール(ドキュメントは c2patool を例示)と、ブラウザ上の確認ページの2つです。確認ページに資格の条件は書かれていません。
テキストファイル・PDF・オフィス文書には、この署名は及ばない
「are not signed because they are not supported formats for signing」と名指しで書かれているためです。提案書や見積書をこれらの形式で渡している場合、そのファイル本体には署名が付くと書かれていません。ただし、その中の文章が Claude の生成したテキストであれば、テキストの透かしの話は別に残ります。
日本で使っていても、地域を理由に外れるとは書かれていない
英日どちらのヘルプも「世界中」と書いており、ニュース記事は地域で範囲を限る方法をまだ持たないと書いています。

言えないこと

検出の精度や、検出に必要な文章の長さ
数値を挙げた記載は、今回読んだ10件の中には見つけられませんでした。ニュース記事にあるのは「Detecting a watermark also doesn't work well on small samples」「As a passage increases in length, confidence about Claude's involvement increases too.」という向きの記述で、閾値や確率の数値ではありません。
実際に検出APIを呼んだ結果、署名を検証した結果
この記事は公開されている記載を読んだものです。検出APIへのアクセスは申請制であり、c2patool による検証も今回は行っていません。
リンク先の技術ドキュメントに何が書かれているか
platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/watermark-detection は、今回の検証では取得できませんでした。Internet Archive にも 200 を返す保存版を見つけられませんでした。ページが存在しないという意味ではありません。
SynthID-Text の論文に何が書かれているか
www.nature.com の robots.txt が AI クローラーに Disallow: / を記載しているため、本文を取得していません。この記事が扱ったのは、ニュース記事がこの論文を手法の出典として挙げていることまでです。
日本語版ヘルプと英語版ヘルプの差が何によるものか
日本語版にモデル名の列挙と private preview の記載が見つけられないこと、クラウドパートナーの段落の書き方が違うことは、両方を読んだ範囲の事実です。どちらが新しいか、翻訳の時点差なのかを述べた記載は、両方のページを通して読んだ範囲では見つけられませんでした。
読者の会社に EU AI 法の第50条が適用されるかどうか
この記事は制度の適用を判断しません。ヘルプセンターの英語版は、自社製品に Claude を組み込む場合について、独立に評価するよう書いています。

この記事はどう更新するか

この記事は3か月ごとに同じ12件を同じ手順で取り直し、変わった点を書き換えます。次の5点を照合します。

1つ目は、対応モデルの列挙(現在は Fable 5.1 と Mythos 5.1)が増えているかどうか。2つ目は、検出APIの提供範囲について「We plan to expand access to the detection API over time.」より先の記載が出ているかどうか。3つ目は、署名される形式と署名されない区分の列挙が変わっているかどうか。4つ目は、今回取得できなかった platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/watermark-detection が読めるようになっているかどうか。5つ目は、日本語版ヘルプが英語版に揃ったかどうかです。最終確認日は冒頭に記載しています。

保存や共有の側の扱いは、削除した会話はいつ消えるか法人契約の保持期間の既定値AI共有リンクは検索に出るかで別に扱っています。

記載に誤りがある場合、また確認してほしい項目がある場合はお問い合わせからご連絡ください。

この記事は何を出典にしているか

  1. Claude Help Center|How Claude marks AI-generated content(英語。ページ上の表示は「Updated over a week ago」)(2026-09-10 取得)
  2. Anthropicヘルプセンター|Claudeがどのようにして生成AIコンテンツをマークするか(日本語。ページ上の表示は「2026年8月10日」)(2026-09-10 取得)
  3. Anthropic|How Claude's text watermark works(Aug 14, 2026。末尾に「Updated Sep 1, 2026: Provided up to date information on the watermarking detection API.」)(2026-09-10 取得)
  4. Anthropic|Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1(ページ上の表示は「September 2026」)(2026-09-10 取得)
  5. Claude Docs|Code execution tool(「Content Credentials on generated files」の節)(2026-09-10 取得。末尾に .md を付けた生テキスト版もあわせて取得)
  6. Claude Docs|Files API(2026-09-10 取得。同上)
  7. Claude|Check if files were made with Claude(2026-09-10 取得。https://claude.com/check-content から HTTP 308 で転送)
  8. Claude Watermark Detector Access Request Form(2026-09-10 取得。HTTP 302 で docs.google.com のフォームへ転送)
  9. European Commission|Strong backing for the Code of Practice on Transparency of AI-generated Content(Publication 31 July 2026)(2026-09-10 取得)
  10. C2PA|Verifying Media Content Sources(2026-09-10 取得)
  11. Claude Docs|Content Credentials on generated files(ヘルプセンター英語版からのリンク先)今回の検証では取得できず。2026-09-10 に直接取得と .md 版がいずれも HTTP 404。Internet Archive にも HTTP 200 を返す保存版を見つけられず)
  12. Nature|SynthID-Text の論文(ニュース記事からのリンク先)取得していません。www.nature.com の robots.txt が anthropic-aiClaudeBotGPTBotGoogle-ExtendedClaude-WebChatGPT-UserDisallow: / を記載しているため)
  13. www.nature.com/robots.txt(2026-09-10 取得)
  14. docs.google.com/robots.txt(2026-09-10 取得)
  15. digital-strategy.ec.europa.eu/robots.txt(2026-09-10 取得)
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